オンラインサロン

詐欺よりひどい!?オンラインサロン炎上事件からみるサロン運営のあり方

オンラインサロンのブームにより数多くのオンラインサロンが乱立されています。

有益なサロンに混じって、詐欺のような運営をして炎上するオンラインサロンもあるのですが、実際に炎上したサロンの事例を見ると「それそんなに炎上する必要ないんじゃないの?」と感じることもあります。

今回は、そんなオンラインサロンの炎上事例から炎上の本当の原因や対応策、サロンメンバーが取るべき対応をお話ししていきたいと思います。

脱社畜サロンの炎上問題

オンラインサロンの炎上の有名な事例としてイケダハヤト氏がオーナーをしている脱社畜サロンの炎上事件があります。

事件の概要は他のブログなどで散々話されているので詳しくは説明しませんがポイントだけ押さえておきますと・・・

1、サロンの共同運営者の一人である正田圭氏の経歴詐称疑惑がサロン外部のSNSで話題となる

2、その情報の真偽を脱社畜サロンメンバーのいしかわ氏がイケハヤ氏に質問するがいしかわ氏が納得のいく回答は得られなかった

3、そのイケハヤ氏とのやりとりをいしかわ氏がツイッターで公開→いしかわ氏サロン追放

4、渦中の正田氏が口を開くも結局プロフを盛っていた上に謝罪もしなかった

5、サロン崩壊

すごく大雑把に書きましたがこんな感じです。

オンラインサロン運営は信頼で成り立つもの

私がサロンを運営する上で注意していることは、メンバーからの信頼を失わないということです。

「不義理なことしなければいいのでしょ?そんなの簡単でしょ」と思うかもしれませんがこれがなかなか難しいのです。

アフィリエイターとか情報商材屋さんを見たらわかるかと思いますが自分の利益優先で動いている方が多いと思います。

彼らは「商品を売るまでがゴールで売れてしまえばあとはクレームが来ようと関係ない」という感覚でビジネスをやっており、この感覚でオンラインサロンの運営をしてしまうと大失敗するのです。

自分の利益優先でサロン内で利益率の高いアフィリを売ると「偽物売りやがってこのヤロー!」すぐにメンバーからの不満が噴出してしまいます。

オンランサロン内でオーナーの信頼が失われると、それは他のサロンメンバーに伝染してサロンは崩壊します。

今回の脱社畜サロンの炎上ですと、正田氏の経歴に疑惑が出た時点でサロンオーナーのイケハヤ氏は正田氏にヒアリングをしてサロンメンバーが納得のいく情報を公開すべきでした。

しかし実際はなんのアナウンスもなく、サロンメンバーの不信感がつのる中で勇気を持って質問したいしかわ氏に対して、「正田氏は俺が信頼してるんだからそんなことするわけない」的な回答をしてしまったのです。

こんな回答をされてしまうといしかわ氏はもちろん他のサロンメンバーもさらに不信感が増すだけです。

サロンオーナーは常にサロンメンバー目線で運営してメンバーの信頼を得ていかなければなりません。

サロンルールは守られない前提で行動すべき

イケハヤ氏の質問に対する回答が納得できなかったいしかわ氏はツイッターでそのやりとりの様子を公開したのですが、この直後にいしかわ氏は脱社畜サロンを退会させられています。

これにより、脱社畜サロンの運営は自分たちの都合の悪いことを言う人物を問答無用で追い出すと言われさらに炎上をすることになります。

ですが、いしかわ氏が脱社畜サロンを退会させられた理由は「サロン情報を外部に出さないというルールを破ったから」ということは冷静に考えれば明らかです。

しかし、一度炎上状態になってしまうと炎上させている人たちルールによる退会なんて関係なく「サロンオーナーは自分の不都合なことがあれば排除している」とさらに炎上の材料としてしまうのです。

そして退会してしまったらサロンのルールなんて無意味なんだということを知っておいてください。

退会後にサロンの内容を全部暴露されてしまうことだってありますが、サロンのルールは法律ではありませんからその行為を取り締まることは難しいです。(もちろん多大な損害が出たなら名誉毀損とかで訴えれるかもしれませんがそんなケースは稀です)

イケハヤ氏がいしかわ氏に取るべきだった対応は「今後、サロン内の情報をリークしたら訴訟を起こすと警告した上で退会させずいしかわ氏が勝手に辞めるのを待つ」だったと思います。

もちろん、他のサロンメンバーからしたら「ルール破ったんだから退会させろよ」と思うのできちんと「今、いしかわ氏を強制退会させてしまうと、炎上騒ぎに油をそそぐ状況になるので今回はサロン運営上の特例として退会処理はせず、今後サロンの情報を外部に漏らした場合は法的措置に出る。」このような内容を通達するのが良かったのではないでしょうか?

こうすれば、メンバーに納得がいく説明をした上で情報をリークしたら訴えられるリスクがあるという意識を持たせ第二、第三のいしかわ氏を出さないための抑止効果にもつながります。

人の噂は止めれない

サロンメンバーとしてオンラインサロンで交流する上で注意してもらいたいのは、オンラインサロンはクローズドなコミュニティではあるが、人の噂なんて止めることはできません。

自分の収益や人の悪口などを喋ってしまえばそれはさらに他の人を介して広まってしまいます。

サロン内での発言はオフ会も含めて他の人に知られてしまってもいい情報しか喋らないように心がけることをお勧めします。

まぁサロンの飲み会とかに参加してみるといろんな人の噂が聞けてしまったり、逆にSNSではどうやって稼いでるのかが全く謎だった人がどうやって稼いでるのかっていうことがわかったりするので、楽しい場ではあることは間違いないです。

オンラインサロンは一度信頼を失うと崩壊していく

結局、正田氏は自身の疑惑が晴れないまま別の理由をつけて脱社畜サロンを脱退します。

こうなってしまうと残されたメンバーは、ここまで炎上しといてなんの説明もないまま炎上とは別の理由で疑惑の人物を追い出すやばいサロンっていう印象を持つしかありません。

今回のようにメンバー達が納得いかないままに当事者たちを問答無用で退会させてしまうと、残されたメンバー達は「下手なことを言うと自分たちも強制退会させられる」と思うようになり、オンラインサロンの魅力の一つである自由に発言できる場が損なわれてしまいます。

サロンの発言などにガチガチのルールを強いる方がいますが、ルールというのはルールを破る人以上に普通のメンバーの発言を萎縮させるので注意してください。

結局、ピーク時には3000名を超えていた脱社畜サロンもスキルシェアサロンと名を変えたり正田氏に変わって新しい運営メンバーを加えたりなどしたもののどんどんと縮小してしまいました。

イケハヤ氏よりも長期間大規模な有料サロンを運営されてる堀江貴文さんやキングコング西野さんのオンラインサロンは外部からのやっかみこそあるもののサロンメンバーからの不満などの声はほとんど目にすることがありません。

サロンメンバーの満足を第一に考えた運営を心がけることで長期にわたりオンラインサロンを存続させていくことができるのでしょう、