オンラインサロン

LINEのオープンチャットとグループ機能の違いを徹底比較してみた

LINEのオープンチャット(OpenChat)通称オプチャですが、ライングループでオンラインサロンを運用してる私としては待ちに待っていた機能でした。

しかし、リリース後は荒れに荒れまくってオープンチャットそのものが存続できるのかも怪しい状況になってしまいました。

オープンチャットがリリースされて半年以上たち荒らしなども落ち着き、私が作ったいくつかのオープンチャットも芽が出出しましたので今回はオンラインサロンの目線でオープンチャットが使えるのかどうかを解説していきたいと思います。

オープンチャットはライングループにない機能が目白押し

ライングループでオンラインサロンをやっていると「メンバー500名の上限撤廃」「管理人機能」を実装して欲しいと常日頃から思っていました。

オープンチャットのリリースがあった時にこの機能が盛り込まれてると聞いて非常に嬉しかったです。

オープンチャットのメンバー上限数は5000人なのでなんとこれまでの10倍です。

私は500名に達してしまいグループを分けてしまったりメンバー募集を止めているサロンがいくつかあったので非常にありがたいと感じました。

管理人機能に関しては、ラインのグルチャはそもそも管理人制度というものがなくグループのメンバーの招待や退会やノートの利用は全メンバーが自由に行える仕様で、悪意を持ってサロンを荒そうと思えば誰でもいつでも荒らせるという状態でした。

実際に私が運営するサロンも10回以上荒らしにメンバーを全員追い出されたりするなどの被害を受けており頭を悩ませておりました。

オプチャではそういった問題を解決するための管理人機能がありまして各機能についてお話ししていきます。

管理人とサブ管理人付与機能

後述する管理人機能を使うことができる権限を付与することができるます。

大規模のオンラインサロンになると一人では管理しきれないので非常にありがたい機能です。

メンバーの追放やグループノートの作成などを管理人だけができるようになるなど機能の制限をすることも可能になります。

メンバー管理機能

ラインのグルチャで一番なんとかして欲しかった、メンバーの招待と退会の権限を管理人のみに付与できる機能です。

これにより、荒らしメンバーによるメンバーの追放などの被害にあうことがなくなります。

オープンチャット招待リンク生成機能

私は海外版のラインの機能を使いグルチャの招待リンクを生成していましたが、本来日本版のラインのグルチャではグループの参加はグルメンによる招待でのみ可能だったのでこれは非常に面倒な作業でした。

招待リンクが使えることでSNSやブログなどでの募集が容易になります。

トークの削除機能

他の人のトークを管理人が削除することができます。

しかし、投稿した本人は消すことができない謎仕様となっております。

後から参加した人も過去のトークを遡れる

この機能も非常に欲しかった機能だったのですが、後述しますが実際に使ってみると色々使い勝手が悪い点も。

オープンチャットはオンラインサロンで使うには不便が多い

オープンチャットが実装される話を聞いた時は革命が起きたと思いましたが、いざスタートしてみるとコミュニティーのツールとしては少々使いにくいかなという気もしますので私が感じたことを書いていきます。

匿名性があだになる

オープンチャットの魅力の一つである匿名性が逆にオンラインサロンとして成り立ちづらくさせていると感じました。

匿名で入られてしまうとオンラインサロンの強みである信頼できるメンバーだからできる話がしにくくなります。

とくに、女性限定みたいなサロンなどはネカマが入り放題になってしまいます。

現在、メンバ−1000名ほどの美容整形のオープンチャットの運営していますが、ちょくちょくあからさまに男の名前のユーザーが入ってきたりしてますし、名前を女性風にしてる男もおそらくいるんだろうなと思っています。

出会い目的のルールが厳しすぎる

オープンチャットの機能自体は海外のラインではすでに実装されていました。

どうして日本でこの機能が実装されなかったのかと言うと不純な出会いの温床になる可能性があったからです。

もともと日本は出会い系サイトの規制にかなり力を入れておりラインは上場企業でもあるのでそういったコンプライアンスを守る意識が高いのだと思います。

オープンチャットではそのような出会い目的の場にならないように、かなりルールが厳しく設定されております。

具体的には「ラインのIDは教えたらダメ」、「ツイッターなどのリンクを直接貼り付けたらダメ」と言うことは明記されていますので、こういったリンクが含まれる投稿は運営側に監視されてると思った方がいいですし最悪ルール違反でBANされる可能性もあります。

ライン運営の意図としては「オープンチャットの目的はオープンチャット内でのみ会話を楽しむ場所として利用してください」ということです。

男女の出会いはもちろんビジネスにつながるような出会いも規制したいのでしょう。

オンラインサロンビジネスの新しい場として期待してた私としてはかなり利用方法が制限されてしまうなという印象です。

オープンチャットを通してマッチングする方法としてはサイトのリンクなどを貼るのは禁止ではないので、自分のプロフとかが記載されたブログ記事から来てもらったり、オープンチャット参加名をSNSのアカウント名にして検索してもらったりなどしてもらうしかないです。

バグや使い勝手の悪い仕様が多い

オープンチャットを使っているととにかくバグや使い勝手の仕様が多いと感じます。

特に気になったのが、チャットに投稿したトークは投稿した本人すら消すことができず、管理権限を持った者にしか消せないという謎仕様は早急になんとかして欲しいです。

また、オープンチャット参加以前のトークも遡ることはありがたいのですが、キーワード検索は一度文章を読み込まないとできないのが少し不便です。

この辺りは徐々に改善されていっているので気長に待つのが良いと思います。

オープンチャット(オプチャ)の動向はもう少し様子を見なければいけない

オープンチャットが市民権を得るのかどうかに関してはも少し時間をかかけて様子を見なければいけないと思います。

オープンチャット開始直後はビッグバンの後のように様々なサロンが乱立され荒らしなどが大量に現れカオスな状態でした。

そこから運営の努力により荒らしの撲滅に成功したものの通知が多すぎるクレームやバグなどにより一度検索機能を止める自体に発展しました。

そして、検索機能が再実装され私が運営するサロンにもメンバーの自然流入が増えてきました。

ここから、一般ユーザーに認知されてみんなが当たり前のようにオープンチャットを使うようになれば良いのですが、どうなるかはもう少し見守る必要があります。