フック
3年で70本書いて、明確に「書かなかった方がよかった」記事が3つある。
PVは伸びた。でも、長期的には事業を傷つけた。
結論3箇条
書かなかった方がよかった話題の共通点は、3つだ。
- 「煽り感のある数字」を見出しに使った記事
- 「他人や他社を批判する」トーンで書いた記事
- 「短期PVは取れるが長期で読み返したくない」テーマの記事
PV最大化は、長期のブランドと反することがある。
この記事を書く理由
「書く方がいいテーマ」の話は無数にあるが、「書かない方がいいテーマ」の話は少ない。
3年で70本公開して、僕はいくつかの記事を「書かなかった方がよかった」と思っている。
PVは伸びた。短期的には集客にも効いた。
でも、長期的に事業のブランドを傷つけた。
その失敗を、具体的に公開しておく。
これからメディアを育てる人が、同じ罠を踏まないように。
本文ストーリー
失敗1:「煽り感のある数字」を見出しに使った記事
3年前、僕は「月収¥0から¥6,000,000まで稼いだ方法」というタイトルの記事を書いた。
PVは爆発した。
1ヶ月で約2万PV、過去最高。
ただ、流入してきた読者の質が、明らかに違った。
– 「無料でその方法を教えてください」というDM
– 「同じくらい稼げますか」と短期で結果を求める問い合わせ
– 「具体的な数字をもっと教えてください」と詳細を要求する人
3年メディアで僕が育てたかった「地味に積み上げる人」ではなく、「短期で結果を求める人」が大量に来てしまった。
その後、コンサルや伴走で「合わない」やり取りが3ヶ月続いた。
最終的に、その記事を非公開にした。
PVが減った代わりに、コミュニティの空気が戻った。
煽り見出しは、短期PVと引き換えに、ブランドを毀損する。
これが、3年で得た最も大きな学びだ。
失敗2:「他社や他人を批判する」トーンで書いた記事
2年前、ある業界の有名人が出した発言に対して、反論記事を書いた。
タイトルは「○○の発言は、ソロ起業家には致命的に間違っている」。
内容は、僕の経験から見た反論を、丁寧に書いたつもりだった。
PVは伸びた。Xでも軽くバズった。
ただ、その後の反応で気づいた。
- 同じ業界の人から「○○さんと敵対するのか」と聞かれる
- ○○さん本人のフォロワーからネガティブなコメントが来る
- 自分の主張が「批判ありき」のフレームで読まれる
僕の本意は「自分の哲学を語る」だったが、批判の形を取った瞬間、本意が伝わらなくなった。
その後、同じテーマを「自分の経験」として再度書き直した。
PVは半分以下になったが、読者の反応の質が劇的に上がった。
他人を批判するトーンは、短期PVと引き換えに、自分の品位を下げる。
他人を語らず、自分を語る。
これが、メディア運営の鉄則だ。
失敗3:「短期PVは取れるが長期で読み返したくない」記事
1年前、トレンドに乗って「最新AIツール10選」のような記事を書いた。
これも、短期PVは伸びた。
SEOでも上位を取れた。
ただ、半年後にその記事を読み返したとき、自分が恥ずかしかった。
– 半年でいくつかのツールが終了していた
– いくつかは料金体系が大きく変わっていた
– 「10選」の選定基準が、後から見ると曖昧だった
最大の問題は、「3年後にも読まれる記事」になっていないことだ。
このブログのコアバリューは「3年メディアの積み上げ」だが、トレンドに乗った記事は3年保たない。
その後、トレンド系の記事は書かないと決めた。
書くなら、「3年後にも有効な構造」だけ。
データ:3年で書いた70本の内訳
| カテゴリ | 本数 | 平均PV/月 | ブランド寄与(自己評価) |
|---|---|---|---|
| 自分の経験+数字 | 35本 | 約400 | ◎ |
| 海外ソロプレナー研究 | 13本 | 約280 | ○ |
| ツール解説 | 8本 | 約350 | ○ |
| 月次レポート | 7本 | 約180 | ◎ |
| 事例(コンサル生) | 5本 | 約650 | ◎ |
| トレンド系 | 2本 | 約1,200 | ✗(後悔) |
PVが高い記事=ブランド寄与が高い記事、ではない。
今日からできるチェックリスト
- [ ] 自分の過去記事を「3年後に読み返したい順」で並べてみる
- [ ] 煽り感のある見出しがあれば、書き直しを検討する
- [ ] 他人を批判するトーンの記事があれば、自分視点に書き換える
- [ ] トレンド系記事の比率を、全体の10%以下に抑える
- [ ] 「PV」ではなく「3年後の自分が誇れるか」で記事を選ぶ
短期PVと長期ブランドは、しばしば反する。
まとめ&CTA
3年で70本書いて、明確に「書かなかった方がよかった」と感じる記事が3つあった。
煽り見出し、他人批判、トレンド乗っかり。
すべて、短期PVと引き換えに、長期のブランドを毀損した。
このブログでは、自分の運営記録の「失敗側」も、隠さず公開していく。
成功談だけ並べても、本当に困っている人の参考にならない。
「3年後の自分が誇れる記事」だけを書く。
これが、僕がこれから守るルールだ。




