ベトナムではホーチミンやハノイを中心に日本食レストランがどんどん作られています。
牛角やカプリチョーザなど日本の大手チェーンもこぞって進出してきています。
この流れに乗りたくこれからベトナムに来たが日本で当たり前のことがベトナムではできないなんてことは数多くあります。
ここでは始めてベトナムに来てレストランを作っていると直面するトラブルなどを紹介していきます。
ベトナムで卸業者が少ない
いざ、ドリンクの仕入先を探そうと思って探してみても見つからない・・・
日本だと飲食店向けにジュースから生ビール、ワイン、焼酎などなんでも取り扱っていて配達時間の融通を利かせてくれるなどかゆいところにまで手が届く気が利いたサービスをしてくれる業者がいますがベトナムにはそういった業者が非常に少ないです。
ジャンルによっては存在すらしないなんてことがよくあります。
野菜などは外国人向けの品質のよい野菜を宅配している業者などが飲食店にも対応してくれたりもしますが、普通の野菜だったら市場に足を運んで手に入れるかバイクで運んできてもらうことになります。
ベトナムの輸送網が貧弱!貧弱ゥウゥウ
日本食で寿司をやるなら欠かせないのが鮮魚です。
ベトナムも海に面した国なので刺身に適したおいしい魚はたくさんあります。
ですが、刺身を食べる文化がなかったので、刺身で食べても問題ない鮮度を保ったまま魚を輸送できる輸送網がほとんど存在しないのです。
血抜きも基本やらないらしく、店までの輸送には発泡スチロールに氷を入れただけの保冷で炎天下の中バイクで持ってくるなど、刺身に適した魚を手に入れるのは難しいようです。
ほかの日本食料理屋はどのようにして刺身用の魚を仕入れているのかというと、冷凍で日本から持ってきたり、ある程度の量を運ぶならダナンから空輸する、港での仲買人・それを電車などで運ぶ人・駅から店までバイクで運ぶ人を押さえて自分で仕入れルートを開拓する等の方法で苦労しながら仕入れているそうです。
最近ではそのような現状を打開すべく奮闘されている日本の業者の方もいるのでそういったところを利用するのもいいかもしれません。
業者のレスポンスが悪い・期限にルーズ
ベトナムでレストランを作るなら現地の業者とやり取りをしていかないといけません。
日本の業者のようにお客さんからの依頼に丁寧に対応してくれない場合がよくあります。
たとえば、電話などでファーストコンタクトをとろうとしても電話に出ない、こちらの片言のベトナム語では取り合ってくれなかったりします。
メールで質問しても返信を忘れたまま放置や一週間後に思い出したかのように返信なんていうこともざらです。
また、ベトナム人は期限にルーズです。
仕事に期限を設けても大体遅れます。
期限間に合わせるには、どのように進めたらいいのかということはあまり考えず目の前の仕事をこなしていくスタイルなのでこのようなことが起こります。
こればかりはお国柄である程度は仕方がないと割り切って許容するか、スケジュール管理を日本人で行い進展に遅れが出ないようしないといけません。
このように、ベトナムで事業を起こしてすぐ日本と同じように回転させられるということはまずないので、資金と期間は余裕を持って事業を進めれるようにするのがいいかとおもいます。